ベンチャー企業で働く経験は、スキルアップの観点で言えば大正解だと思います。ベンチャー企業は大抵の場合、まだ世の中に浸透していない新分野・新市場を開拓する可能性を持った唯一無二の技術や製品、サービスを核として事業を展開しています。企業規模も小さく大企業のように重層的な人、モノ、金、情報といった経営資源が潤沢に備わってはいません。故にベンチャー企業の社員は、一人で何役もこなすケースも少なくありません。具体的には、専門職である技術者採用だけど営業的な仕事も業務の中に入っていたり、資材・購買部門が生産管理を含めて担っていたりと、その実際は、スペシャリストでもあり、ゼネラリストでもあるというのが本当の所でしょう。

ベンチャー企業の殆どは創業社長ですからもその個性も強烈です高いカリスマ性とメンタリティーで会社を牽引している方が大勢います。社長の個性がそのまま会社の個性と言っても過言ではありません。大手企業では、社長と会って話をするなんてことはそうそうあるものではありません。下手をすれば年何回かの全社イベントで見かけるだけ位になります。社員と社長との距離は、月と地球位離れている訳でそうなると自分を客観的に見て大企業の歯車との認識にしかならないでしょう。しかし、ベンチャーはその会社の規模が小さいが故に成長の余白が残されている・従業員と社長の距離が劇的に近い位置関係にあるというメリットがあります。人材不足であるが故にある日突然の大抜擢の可能性も非常に高く硬直的な大企業で働くよりはるかにチャンスに恵まれている事が最も大きな魅力だと思います。チャンスを掴めば大企業では経験できないような体験を通して同年代の人間より一回りも二回りも成長した強くなった自分を認識することができると思います。