起業して成功するのは本当に難しいものです。ネットが当たり前の世の中になり、ネットを活用した新たなビジネスモデルのアイディアで起業したり、スマホの普及で、そのアプリ開発で起業する人もいます。
しかし、こうしたビジネスは短期的には成功したように見えても、次々と新たなビジネスや人気アプリに取って代わられ、消え去っていくことが多いのです。
アイディアは重要ですが、アイディアだけでは事業を定着させるには脆さがあるのです。また人間は誰しも同じような事を考えるもので、アイディアにプラスして、競合者に対する参入障壁となる何かを構築したりビジネスを磨く事が必要なのです。
一時期は、大企業で社内ベンチャーや社内起業の制度がもてはやされた事もありますが、大企業病の改善には一定の効果はあったかもしれませんが、柱になる事業として育った例は余り聞きません。
最近では、これに代わって大学発の研究のシーズを実用化すべく、ベンチャーや起業が話題になります。こちらは、単なるアイディアだけではなく、その積み重ねである長年の研究をベースにしているために、泡沫的な印象は受けませんが、研究ベースである為、すべてが実用化でき、かつ事業として成立するかは不明なものも多いのです。
この様に、起業は簡単な事ではありません。しかし、日本を牽引して来た電機工業などに陰りが見える中、大学と産業界が提携して新規ビジネスを数多く起業する事は重要で、継続した取り組みが必要です。
また若者がアイディアを持って起業しようとする際にも、成功確率を上げるために、資金的援助ではなく、もっとビジネスを磨き上げる支援を大企業や公的機関が更に注力する仕組みを強化すべきだと思います。